ゲームを作るときに Unity を使ったりする場合は気にする必要がないのですが、そういったツールを使わない場合、FPS を固定させるために1フレーム未満で処理が完了したら残りの時間待つ…という処理が必要になります。
※本稿での FPS は、ファーストパーソンシューターの略ではなく、フレーム・パー・セカンド(毎秒のフレーム数)のことです。
そうしないと、フレームレートが一定にならないので FPS も一定になりません。
ゲームのスピードが毎フレームバラバラになり、カクカクした動きになります。
FPS 60 の場合、1フレームは 16.6666…ミリセカンド以内に処理する。
FPS 30 の場合、1フレームは 33.3333…ミリセカンド以内に処理する。
ゲームループ(float delta_time) {
ゲームの色んな処理をする
if (1フレーム未満で処理が終わってる) {
余った時間待つ
}
次のフレームの処理へ
}
疑似コードで表現すると、上記のような処理になります。
本稿では、上記疑似コード中の「余った時間待つ」処理を .Net を使って実装する場合の注意点について説明します。